移動平均線でなぜ仮想通貨(ビットコイン)が高騰したのかわかる!仮想通貨のFXチャート分析

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移動平均線を使えば仮想通貨を売買するタイミングの参考になります。

この記事では移動平均線の設定の仕方から見方まで詳しく紹介します。

移動平均線ってなに?

移動平均線とは「一定期間の平均価格を線でつないだもの」です。

5日移動平均線なら5日分の平均価格を線でつないだものです。

移動平均線で何がわかるの?

移動平均線によってわかるのは相場のトレンドです。

平均価格を線であらわしている移動平均線を見ることでチャートだけでは把握しづらい相場のトレンドを見ることができます。

移動平均線が右上がりなら上昇トレンド、右下がりなら下落トレンドと言えます。

何日を設定すればいいのか

移動平均線には何日分の平均価格を線でつなぐかによって、長期の移動平均線、短期の移動平均線にわけられます。

一般的に、5日、25日移動平均線は短期、50日、75日移動平均線は中期、200日移動平均線は長期になっています。

移動平均線の種類

移動平均線には3つの種類があります。

  1. 単純移動平均線(SMA・Simple Moving Average)
  2. 荷重移動平均線(WMA・Weighted Moving Average)
  3. 指数平滑移動平均線(EMA・Exponential Moving Average)

単純移動平均線は5日移動平均線なら単純に5日分の平均価格を線にしているだけなので相場が急に動いた場合に、移動平均線に反映されるまで少しタイムラグがあります。

その欠点を修正するために、より現在に近い時点に重みを置いているのが荷重移動平均線と指数平滑移動平均線です。

移動平均線を使えば相場転換の前兆がわかる

上昇トレンドの前兆

赤色が移動平均線で青色がチャートです。

移動平均線により抑えつけられる形で下落トレンドだった価格が、移動平均線を下から追い抜くと相場が転換して上昇のサインです。

移動平均線は一般的な手法なので多くの投資家が見ており移動平均線を上抜いたことでみんな価格があがるかもと思って仮想通貨を買うので実際に価格が上昇します。

今回仮想通貨が上昇したのもこれだと思います。

下落トレンドの前兆

反対に移動平均線を割ることなく、価格が上昇していたのに移動平均線を割り込むと相場が上昇トレンドから下落トレンドに転換して、相場が下落するサインとなります。

なぜ仮想通貨(ビットコイン)が高騰したのか理由を考えてみた

今回仮想通貨が高騰した理由はもちろん色々あると思いますが、その理由の一つとして200日移動平均線を上抜けしたというのがあると思います。

チャートと200日移動平均線の関係は下のようになります。

チャートがすごくあがっているところが2018年の年始です。

そして、白い線が200日移動平均線です。

チャートと200日移動平均線の関係を見てもらえればわかりますが、2017年は移動平均線をサポートラインとしてそれを下回ることなくずっと上昇トレンドでした。

しかし、2018年の年始に移動平均線から著しく乖離して、その後バブルが崩壊します。

バブル崩壊後は移動平均線をレジスタンスラインとしてずっとチャートは移動平均線より下で動いていました。

しかし、今回チャートの最後の方を見てもらえればわかると思いますが、200日移動平均線を上抜けしました。

これはトレンド転換を意味するサインかもしれず今回の大きな上昇になったと思います。

上がり方は急なのでどこかでより戻しがくるとは思いますが、今後200日移動平均線をサポートラインにかえて上昇トレンドにのっていくか注目です。

また今後、移動平均線を使って売買のタイミングを探るグランビルの法則に沿った推移をするかもしれないのでそちらも要チェックです。

グランビルの法則についてはこの後説明します。

移動平均線によって売買のポイントを探る方法

移動平均線によって売買のポイントを探る方法には、

  1. 移動平均乖離率を見る方法
  2. ゴールデンクロスとデッドクロスを見る方法
  3. グランビルの法則

の3つがあります。

それぞれ簡単に紹介してきます。

移動平均乖離率を見る方法

上の白い線は50日移動平均線ですが、チャートがその移動平均線にまとわりつくように上に行ったり下に行ったりしているのがわかると思います。

移動平均乖離率による投資では、価格は平均に戻ってくるという前提に基づき、移動平均線より価格が大きく上をつけた時は買われ過ぎ、逆に大きくしたを付けた時は売られ過ぎと判断し投資する方法です。

平均に戻ってくるというのは男女の好みなんかでも言われていて、背の高い男の人は背の低い女性を好む傾向にあり結果として子供は標準的な背のサイズになるといいます。

遺伝子とか自然の摂理には標準的に纏まろうする傾向があるのかもしれません。

その自然の摂理をチャートの応用しているのがこの移動平均乖離率による投資です。

ゴールデンクロスとデッドクロス

ゴールデンクロス
デッドクロス

ゴールデンクロス・デッドクロスは長期と短期の移動平均線をみることによって売買のポイントを探る方法です。

ゴールデンクロスは「短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けること」をいい、買いのサインのあらわれです。

デッドクロスは「短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜けること」をいい、売りのサインのあらわれです。

何が短期で何が長期かは難しいところですが、一般的に5日とか20日の移動平均線は短期の移動平均線。

200日は長期の移動平均線と言われています。

グランビルの法則

グランビルの法則とはアメリカのアナリストであるジョセフ・グランビルが生み出した投資手法で、価格と移動平均線を使って売買のタイミングをはかっていきます。

ジョセフ・グランビルさんは↓の人です。ちなみに左はレーガン大統領ですね。

グランビル

では、早速グランビルの法則をみていきましょう。

グランビルの法則では価格と移動平均線の関係から4つの買いポイントと売りポイントを導き出しています。

買いポイントとからみていきます。

買いポイント

新規買い

グランビルの法則

移動平均線が横ばい又は上昇中にチャートが上抜けした場合

押し目買い

グランビルの法則

上昇中の移動平均線をチャートが下回ったがすぐに反転して上昇した場合

買い増し

グランビルの法則

上昇中の移動平均線より上にあるチャートが一時的に価格を下げたが移動平均線を割り込まず再度上昇した場合

短期の買い

グランビルの法則

下落中の移動平均線から大きく乖離して価格を下げた場合は反発を意識して買い

売りポイント

短期の売り場

グランビルの法則

上昇中の移動平均線から価格が大きく乖離して上昇した場合は反発を意識して売り

新規売り

グランビルの法則

横ばい又は下落中の移動平均線をチャートが下抜けした場合

売り戻り

グランビルの法則

下落中の移動平均線をチャートが上抜けしたがすぐに下落した場合

売り乗せ

グランビルの法則

下落中の移動平均線より下にあるチャートが一時的に上昇したが上抜けせず再度下落した場合

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