この記事ではこのような疑問に答えていきます。
結論から言うと、バイナンスを利用することによるデメリットは少しですがあります。
バイナンスは海外の取引所なので、日本語のサポートがなく、また直接日本円を入金できません。
ですが、利用することによるメリットが多くある世界一の取引所なので利用することをおすすめします。
以下ではメリット・デメリットを詳しくみていきます。
海外の取引所を使おうと思っているのならとりあえず登録しておいて損はないでしょう。
- ハードフォークした通貨をサポートしてくれる
- セキュリティ評価が高い
- 取り扱い通貨が多い
- 新規上場が多いので有望な通貨を手にできる可能性がある
- 取引手数料が安い
- 上場手数料は全額寄付
- 新規上場コインの投票制度
- 日本語のサポートがない
- 日本からはレバレッジ取引が利用できない
- 日本円で直接入金できない
タップできる目次
バイナンスのメリット
ハードフォークした通貨をサポートしてくれる
バイナンスはハードフォークしたすべての通貨をサポートしてくれます。
過去にはビットコインキャッシュ、ビットコインダイヤモンド、ビットコインゴールドのハードフォークに対応しており、バイナンスはこれから先のハードフォークについても対応していく予定です。
この記事を執筆している時点でビットコインキャッシュのハードフォークが話題になっていますが、日本の取引所ではハードフォークコインの取り扱いを未定としているところが多いです。
日本の取引所は積極的にハードフォークコインに対応してくれることはないと思うので、ハードフォークコイン目当てでバイナンスに登録するというのひとつアリだと思います。
参考
Binance’s Policy On Any Future Bitcoin ForksBINANCE
セキュリティ評価が高い
取引所を選ぶ上で気になるのが取引所のセキュリティだと思います。
海外の取引所なのでセキュリティは大丈夫だろうかと心配になりますが、バイナンスは日本の取引所以上にセキュリティは堅牢です。
海外のメディアが報道した取引所セキュリティランキングTOP100ではバイナンスは3位に入っています。
日本の取引所では最高評価がビットフライヤーの15位、その次がLiquidの58位でした。
世界的にみるとビットフライヤーなど日本の取引所を利用するよりはバイナンスを利用したほうが安全ということですね。
参考
仮想通貨取引所「セキュリティランキング」TOP100発表COINPOST
取り扱い通貨が多い
日本の取引所は6種類ぐらいしか扱っていないのに対してバイナンスは166種類の通貨に対応しています。
現在取り扱っている通貨は以下の通りです。
Binance Coin | Stellar Lumens | Enigma | Groestlcoin |
Bitcoin | Cindicator | AirSwap | CloakCoin |
NEO | EthLend | Dash | Loom Network |
Ethereum | WaBi | Bitcoin Gold | Bytecoin |
Litecoin | Super Bitcoin | Everex | TrueUSD |
Qtum | BitcoinX | Request Network | Horizen |
EOS | Waves | Viberate | Skycoin |
Status | Time New Bank | PowerLedger | Theta Token |
Bancor | Gifto | Ark | IoTeX |
NeoGas | ICON | Ripple | QuarkChain |
Bitcoin Cash | OST | Modum | SingularityNET |
Bytom | aelf | EnjinCoin | Nexus |
TetherUS | AION | Storj | Siacoin |
HealthCare Chain | Civic | Komodo | EOS Network |
openANX | Augur | Ripio Credit Network | Pundi X |
district0x | Golem | Nuls | Selfkey |
Crypto.com | Streamr DATAcoin | Raiden Network Token | Nebulas |
ICONOMI | ETF | Monero | ADD |
0x | Bread | Agrello | MEETONE |
OmiseGO | Neblio | Ambrosus | Atidium |
Walton | VIBE | Basic Attention Token | Mainframe |
Loopring | Lunyr | Zcash | EOSpace |
LLToken | ChatCoin | BlockMason Credit Protocol | DENT |
YOYOW | iExecRLC | Aeron | Everipedia |
TRON | Insolar | Genesis Vision | Ardor |
Stratis | IOStoken | Blox | Holo |
SingularDTV | Steem | GXChain | VeChain |
ETHOS | NANO | Po.et | DOCK |
KyberNetwork | Aeternity | Quantstamp | Polymath |
SONM | Viacoin | BitShares | VTHO |
FunFair | Bluzelle | ZCoin | ONG |
ChainLink | Syscoin | Lisk | Red Pulse Phoenix |
Verge | Nucleus Vision | Tierion | HyperCash |
Centra | POA Network | Etherparty | GoChain |
Salt | Ontology | Decentraland | Paxos Standard |
Moeda Loyalty Points | Zilliqa | Bitcoin Diamond | Ravencoin |
MIOTA | Storm | DigixDAO | Decred |
Substratum | NEM | AdEx | Eidoo |
Ethereum Classic | Wanchain | Cardano | WINGS |
Metal | WePower | Populous | NAV Coin |
Monetha | QLC Chain | CyberMiles | Triggers |
PIVX | AppCoins |
取り扱い通貨が非常に多く将来有望なコインも混じっていると思います。
しかし、海外取引所で見たこともないコインも多く取り扱っていることから怪しいコインまで扱ってちゃんとした取引所なのかなと思う人もいると思います。
このことに関してバイナンスのCEOがツイッターで発言しています。
We don't list shitcoins even if they pay 400 or 4,000 BTC. ETH/NEO/XRP/EOS/XMR/LTC/more listed with no fee. Question is not “how much does Binance charge to list?” but “is my coin good enough?” It’s not the fee, it's your project! Focus on your own project!
— CZ Binance (@cz_binance) August 11, 2018
上の発言を翻訳すると「私達はたとえ400BTC、4000BTCもらってもクソコインを上場させない。
ETH、NEO、XRP、EOS、XMR、LTCは無料で上場させた。
質問はバイナンスに上場するのにいくらかかりますか?ではなく私のコインはよいコインですか?であるべきです。
上場するための手数料の問題ではなくあなたのプロジェクトが良いかどうかです。
私達はあなたたちのプロジェクトに注目しています!(読みやすいようにちょっと意訳しています。)」
これを見るとお金を積んだからといって上場できるわけではなく、きちんとプロジェクトが評価されて上場されているようです。
ということは、バイナンスに上場されている通貨はプロの目からみて評価されたプロジェクトの通貨のみが上場しているので詐欺まがいの通貨を掴まされる可能性は低いと言えるかもしれません。
新規上場が多いので有望な通貨を手にできる可能性がある
日本の取引所では新規に通貨が上場されることはまれにしかありませんが、バイナンスでは1ヶ月に1~2件ぐらい新規に上場しています。
通貨の数だけリスクとチャンスがあるわけで、日本の取引所では新規上場がほとんどないので投資先がどうしても限られてしまいます。
バイナンスが見込んだ通貨ということで将来有望な通貨の可能性があり、上場した通貨はどんな通貨なのかチェックしておくといいでしょう。
また、バイナンスでは格付けレポートが掲載されているのでチェックするとおもしろいですよ。
満点評価はBTC、ETH、XMR、OMG、XRPなどが入ってました。
取引手数料が安い
取引所名 | 取引手数料(メイカー/テイカー) |
---|---|
BINANCE | 0.1%/0.1%(BNBトークンを使えば0.05%) |
OKEx | 0.1%/0.15% |
Bittrex | 0.25%/0.25% |
Bitfinex | 0.1%/0.2% |
Houbi | 0.2%/0.2% |
バイナンスはBNBトークンを使えば海外取引所の中では一番安い0.05%で済みます。
但しこれは一年目だけなので注意しましょう。
二年目以降は手数料の割引率が変わってきます。
年数 | 一年目 | 二年目 | 三年目 | 四年目 | 五年目 |
---|---|---|---|---|---|
割引率 | 50% | 25% | 12.5% | 6.75% | なし |
年を追うごとに手数料が高くなりますが、一番高くなったとしても0.1%なので他の海外取引所に比べると十分安いと言えるでしょう。
上場手数料は全額寄付
バイナンスでは上場のための手数料を全額寄付することを上場ポリシーの公式文書で表明しています。
参考
Binance Listing Fee UpdateBINANCE
これは取引所としてのメリットではありませんが、仮想通貨取引所の運営として好感が持てるのではないでしょうか。
また、西日本豪雨災害でも1.5億円寄付してくれました。
金融庁から日本での営業行為をするなと言われて取引所での日本語対応をやめたのに1.5億円も寄付してくれるなんていい取引所です。
新規上場コインの投票制度
バイナンスでは毎月1回、「Community Coin of the Month」という上場させるコインを人気投票で決定するというイベントを行っています。
バイナンスに上場されると出来高の増加や価格が上昇するためユーザーの人達は自分の押しているコインに投票したりしています。
また、バイナンス側としてはユーザーから人気のあるコインを上場させることでユーザー数の増加につながり取引が活発になるためこのような制度を設けています。
投票するにはBNBトークンというバイナンスが発行している取引所通貨が必要になります。
1票投票するのに0.1BNBが必要になり複数の通貨への投票が可能になっています。
バイナンスで投票を行って自分が持っている草コインを上場させて爆益を狙いましょう。
バイナンスのデメリット
日本語のサポートがない
バイナンスは昔は日本語に対応していましたが、現在は対応していないので英語を読むか、Google翻訳を使うしかありません。
日本語対応がなくなったのは、バイナンスが日本の仮想通貨交換事業者に登録をしていないにもかかわらず日本語対応をしていたためです。
そのため、金融庁から日本人への投資の勧誘行為とみなされ警告を受けたため日本語対応をやめてしまいました。
日本語対応している取引所がいい人は、BitMEXやCryptoGTを使いましょう。
日本からはレバレッジ取引ができない
日本からはレバレッジ取引をすることができず現物取引のみをすることができます。
これは取引所の方針なので仕方ないですね。
レバレッジ取引をしたい人はBitMEXかCryptoGTを使いましょう。どちらも日本語に対応している人気の取引所です。
日本円で直接入金できない
日本円で直接入金できないのはバイナンスだけのデメリットではなくどこの海外取引所も同じです。
日本の取引所でビットコインやイーサリアムを購入してバイナンスに送金し売買を始めましょう。
ビットコインやイーサリアムを日本の取引所で購入するなら送金手数料無料の「GMOコイン」が一番おすすめです。
⇒ 人気NO.1!GMOコインのメリット・デメリットと口座開設方法を紹介
バイナンスの評判・口コミ
バイナンスのいい評判と悪い評判を集めてみました。
バイナンスのいい評判としては取引所の使い勝手がいいとか、他社の評価が高いなどがありました。
悪い評判としては、ハッキングの被害にあって7000BTCを盗まれてしまったというのがありました。
全体の2%のみであり被害は軽微で損失も補填されるそうですが、取引所で一括して資金を管理する限りハッキング被害を完全に防ぐことは難しそうです。
あと、バイナンスの悪い評判としてCZ氏が激怒してBCHSVを取り扱い銘柄から削除したというものがあります。
バイナンスはすぐにユーザーに対応してくれたり、経営の意思決定が速いというメリットがありますが、その反面このようにCEOが怒っただけで取り扱い銘柄が削除されるなど中央集権的であるがゆえの不利益もあります。
バイナンスのいい評判
ユーザー
ユーザー
バイナンスの悪い評判
ユーザー
ユーザー
バイナンスの概要
バイナンスは元々は香港に本社をおいていましたが、現在はマルタ島に本社を置く中華系の取引所です。
取引高は大きく、世界有数となっています。
その他のバイナンスの概要をざーっとみてみましょう。
バイナンスの概要
取り扱い通貨数 | 166種類(2018年11月14日時点) |
---|---|
対応言語 | 英語・中国語・韓国語・ロシア語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・ベトナム語・トルコ語・オランダ語・ポルトガル語・イタリア語・ポーランド語(日本語には非対応) |
新規登録に当たって必要なもの | メールアドレスのみ |
取引の種類 | 現物取引のみ |
取引手数料 | メイカー:0.1%、テイカー:0.1%(※バイナンストークンを使えば実質0.05%) |
入出金手数料 | 入金:無料
出金:コインにより様々(詳しくはコチラを参照→バイナンス出金手数料) |
アプリ | 〇 |
ソーシャル | 公式ツイッター |
バイナンスの口座開設・新規登録の方法を詳しく知りたい人は参考にしてください。
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